経理への転職・再就職でブランクあり40代主婦が有利になる資格は?英語は必要?

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経理関係の仕事経験者ながら、ブランクのある40代主婦の方から転職情報を聞きました。

専業主婦として過ごし、子育てが一段落したので働きたいと考えたようですが、同じことを考える女性も多いでしょう。

・ブランクが長い
・体力的な不安ある
・立ち仕事より、事務系がいい
・接客や販売の仕事は苦手
・事務の仕事は主婦に人気で、求人情報が掲載されても競争率が高い
など、様々な不安を感じていないでしょうか?

AIで将来消えていく仕事がある中でも、経理関係の業務では人材不足です。

この記事では、知人の経験談も交えながら、経理への転職・再就職についてまとめています。

これを読めば、ブランクが長い主婦の転職や再就職についての状況、有利な資格、経理の仕事で英語は必要になるのか、について理解が進みますよ。

ブランクあり40代主婦で経理への転職・再就職はどうなの?

知人の経験を参考に、ブランクの長い40代主婦が経理への転職・再就職についてまとめてみます。

知人は経理の専門学校卒業後、経理関係の仕事に就きましたが、結婚・出産のために退職。子育てが一旦落ち着いたことで、何か仕事をしたいなと思い職探しを始めました。

アルバイトでは様々なことをしていたものの、正社員は経理関連の仕事しか経験がないながらも6年ほど勤めました。
仕事は、大手企業の関連会社の経理全般を担当し、決算業務まで一通り行っていました。

正社員時代に決算業務が出来たこと、今も経理の仕事は需要あると踏んでことから、ブランクがあったとしても大丈夫だろうと軽い気持ちで職探しを始めました。

ところが、求人情報欄に「一般事務員募集」「経理ができる人求む!」などと書かれていても、会社によって仕事の内容が全く違うことを知ったそうです。

会社がどのような商品を扱っているかが分かれば、何となく仕事の内容もだいたい想像できる営業職や販売員と違い、経理職では状況が違ったことに驚いたとか。

経理は会社ごとに仕事内容が全く異なる!

経理という仕事自体、会社ごとにやり方が全く違います。

例えば、大手企業だと「財務」、「出納」、「労務関連」など経理の仕事が細かく分かれているところが多いですが、中小企業の経理では、経理全般のことを知っていないと仕事ができない場合があります。

さらに、業種によって経理処理のやり方などが変わってくるので、いくら経理経験者と言っても、会社が変わると今までの知識が全く役に立たず、最初から覚える必要があるというのが一般的です。

転職や再就職に有利と言われている「日商簿記検定2級」を取得していても、資格を持っているだけの人と、経理経験者だけど簿記の資格を持っていない人が同じタイミングで求人募集に応募したら、経験者を採用するケースがあります。

簿記の資格を持っているから経理事務への転職・再就職に有利とは断言できないのが難しいところです。

求人情報に記載している内容にも注意が必要

このような職種なので、求人情報に書かれていることが同じように見えても、内容が違うことが当たり前です。
面接で事前に説明を受けても何となくしか想像できず、実際に勤務して初めて実態が分かるということも珍しくありません。

ブラック企業なのかどうかも分からないと思ってしまうかもしれませんが、求人を出す企業側も、会社の業務内容について深く理解しているものの、経理のことになると曖昧になってしまうこともあります。

少し特殊な事情がある職種なので、実際に自分で求人情報をチェックしても探す際の判断基準が非常に難しいために、あちこち応募してはダメを繰り返してしまう可能性もあります。

ブランクあり40代主婦の転職・再就職のリアル体験は?

知人の場合、結婚・出産を経て、一度税理士事務所にパートとして働いていましたが、私情で1年半ほどで退職しました。
しばらくしてから派遣会社を通じて、大手自動車メーカーの物流センターに派遣社員として勤務した経験があります。

税理士事務所のパートでは、それまでのブランクが長かったものの、新聞の折り込みチラシの求人情報で偶然見つけることができました。
税理士事務所だったので、業務内容も想像しやすいことが選択したポイントの一つでした。

税理士事務所で勤務する前に、簿記など仕事で必要なスキルを試用期間として無料で教えてもらえるサポートがあり、順番にクリアした人から採用という流れだったそうです。

その間の時給は出ませんでしたが、ブランクのある知人にとって本当に有り難かったとのこと。
事務所での勤務は週に1~2回の5時間だけ、担当している会社の経理処理は持ち帰って行う流れだったので、主婦として働きやすい勤務体系だったこともよかったそうです。

未経験者でも受け入れてくれ、簿記2級までと労務関連、決算までの一連の流れを学ぶことができたのが好印象の事務所でした。
2ヶ月ほどで本採用になり、事務所での勤務や数社の顧客を担当して、顧問先の会社に出向いて一連の経理事務を担当したり、資料を自宅に持ち帰って仕事をしていましたが、私情のため1年半ほどの勤務で退職し、しばらくしてからまた再就職をすることになりました。

ブランクあり40代主婦が2回目の職探しで派遣会社を利用してみると…

2回目の職探しの時は、求人のタイミングが悪かったのか、短期の仕事と並行して探していたこともあり、なかなか思うような就職先を見つけられなかったので、派遣会社を利用することにしました。

派遣会社にしたのは、パートよりも時給が高く、即戦力を求められることが多いので、チャンスだと考えたからと。

今回、将来的に正社員に登用されることも視野に入れてもいいなと考え、紹介予定派遣という形態で、派遣会社に登録して仕事を紹介してもらったそうです。

「派遣」自体に良いイメージを持てない方もおられるかもしれませんが、始めに自分の希望する条件を提示してから、それに見合った会社を紹介してもらえるので、自分で探す手間と時間が省けることが魅力だったとか。

また、派遣会社の担当者とのコミュニケーションも大切ですが、社会経験のある主婦は何かと有利だったとも。
一度仕事を辞めたとしても、社会人としてのマナーを知っている専業主婦であれば、雇用側としても助かることが多いと担当者の方から励ましてもらったそうです。

派遣会社を上手に利用すればメリットも多く、就職の条件が多い専業主婦にとって、本格的に仕事を考えているのであれば、派遣会社を利用するのも一つの方法ですね。

ブランクありでも転職・再就職に失敗しないための3つのポイントは?

派遣会社に登録して数日後、面接を受けることができ、そこで即採用されて、大手自動車メーカーの物流センターに勤務できることになったのは、想像以上に速かったそうです。

派遣会社との相性もあるでしょうし、派遣会社も得意な分野と不得手な分野がありますので、ブランクのある方が転職・再就職に失敗しないためには、次の3つのことをしっかりおさえておくとよいでしょう。
・どのような働き方をしたいか?
・どの程度の収入が欲しいか?
・雇用体系にこだわらないこと

一つの条件にこだわり過ぎると、チャンスを逃してしまう可能性があります。主婦としてのスキルがあるんですから、これを活かさないと勿体ないです。

主婦は「ハンデ」ではなく立派な「スキル」なので、自分にもっと自信を持てば行動や言動が変化することは、どなたにでも経験があるでしょう。

自分のことを大切にしながら、先の3つのことを意識して転職・再就職活動に望みましょう。

経理への転職・再就職で持ってると有利な資格は?

経理という業務は線引きが曖昧な職種で、巷で有利だと言われている資格でも、意味が無い場合もあります。

また、会社ごとに経理処理が全く異なるので、どのような働き方をしたいのか、収入はどの程度希望なのかの考え方を明確にしてから、資格を取得するなどの選択をしていくほうが失敗するリスクが抑えられます。

日商簿記検定は持っておくとかなり有利

経理の仕事を考えているなら、簿記3級は必須。出来れば2級を持っていると、さらに選択の幅は広がります。

簿記3級を取得するには3ヶ月ほど真面目に取り組めば大丈夫でしょう。簿記3級の合格率は50%ほどなので、中高生も多く合格していますし。

簿記の資格はいろいろありますが、公的資格の「日商簿記検定3級」を持っていれば、中小企業や個人のお店での経理を担当できるスキルがあると認められて、多くの企業や学校で取得が推奨されている検定です。

簿記の資格を持っていても転職・再就職が厳しい場合も

しかし、簿記3級だけでは経理の仕事を得るには厳しい場合もあります。

簿記3級は簿記の基本中の基本であり、会社の財布事情を数字で「ある程度」理解できるようになり、確定申告の時に困ることが非常に少なくなります。

個人が営んでいるお店や小規模の会社だと簿記3級は役立つ資格ですが、それ以上の規模の中小企業の経理・財務担当になるとか、税理士事務所や会計士事務所では、門前払いになることもありますが、税理士事務所の中には、スキルを磨きながら働けるところもあります。

知り合いの話のによれば、上場会社に簿記3級を持っているから経理希望と応募したそうですが、面接官が「それでは経理については知らないと言っているのと同じだ」という話を聞いて驚きました。

簿記3級でも立派ですが、どこで働くのかによって求められる資格は違うので、どのような働き方をしたいのか?収入はどの程度希望なのか?というイメージを自分で明確にしてから選択するようにしましょう。

パソコン(PC)系はアピールポイントだが、早急に必要とは言い切れない

パソコン系のスキルはアピールポイントになりますが、指数本でキーボードを打つようなレベルでも困ることはないしても、電卓をたたくスピードは速いほうが効率的です。

パソコンスキルを客観的に証明できるMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、世界共通の公的な資格なので、パソコンを使うことが多い職場では有利です。

ビジネス会計検定試験の注目度はアップ!

大阪商工会議所主催の検定試験「ビジネス会計検定試験」では、財務諸表についての知識が習得できるので、よりスキルアップしたい場合に取得しておくと便利です。

ビジネス会計検定試験では、簿記の基本である仕訳の知識が無くても試験を受けられますが、簿記とビジネス会計検定試験との違いは
◎簿記:財務諸表を作成するために必要な知識の習得。2級取得で、財務諸表の内容も理解できるようになる
◎ビジネス会計検定試験:財務諸表を作成後、様々な分析の際に必要な知識を習得

ビジネス会計検定試験は、就活時の会社選びに役立ったり、投資家の方だと投資先の財務内容がわかるようになったりするので、会社四季報もより理解できるようになります。

分析スキルを磨けるので、簿記とセットで取得しておくと、かなりアピールポイントになります。
というのも、経理関係の仕事をしている方たちは、資料作りには長けていますが、分析が苦手の方が意外に多いんです。
会社の規模が大きくなってくると、そもそも仕事が細分化されていますので。

ちなみに財務諸表は、日常用語としては「決算書」や「決算報告書」と呼ばれていますので、こちらの呼び方のほうが馴染みがあるかもしれませんね。

「ビジネス会計検定試験」は2007年から実施された検定で伸びしろのある資格ですから、新卒生の就活はもちろん、転職・再就職にもますます有利になってくるでしょう。

ビジネス会計検定試験の合格率は、2018年で3級61.8%、2級で36.3%になっています。

経理関係の仕事で英語は必要なの?

英語についても、どんな仕事を選ぶのかで必要かどうかが変わります。

経理の仕事をしていて、英語は必要になってくるケースで考えられるのは、主に次の3つです。
①グローバル企業で働いている
②M&A(企業買収)などで海外出張が多い
③海外子会社の会計指導

①の場合、海外の子会社の財務諸表についての質疑応答で、語学力があれば意思疎通がスムーズです。

②の場合ですが、資金運用が絡むので、語学力のある経理担当者は重宝されます。

③では、米国会計基準かIFRS(国際会計基準)で会計処理をしているので、ここに記載されている内容は理解できないと指導出来ません。

国際的な経理畑を目指すなら、TOEIC 600点程度のスコアは最低あると有利になります。

経理職への転職を考えいる40代女性へのまとめ

仕事のブランクがあり、40代主婦でも経理職への転職・再就職については、会社ごとに経理処理が全く違うので、求人情報の内容からは詳細な情報が読み取りにくく、探すのに手間と時間がかかってしまうことがあります。

雇用条件にこだわりすぎると希望条件が見つからない場合もあるので、まずは自分がどのような仕事をしたいのか、どの程度の収入を得たいのかを明確にしておきましょう。

転職に有利な資格は、
・日商簿記検定2級、できれば2級
・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・ビジネス会計検定試験
です。

経理関係の仕事で英語をよく使うのは、グローバル企業で働いていたり、M&A(企業買収)などで海外出張が多かったり、海外子会社の会計指導をするなどの場合です。TOEIC 600程度のスコアが最低でもあるといいです。

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