大嘗祭はいつ?大嘗祭の儀式の内容は?大嘗祭のお米で作られた日本酒は?

行事

いよいよ天皇陛下が10月22日(火)の「即位の礼」が行われ、「即位礼正殿の儀」(そくいれいせいでんのぎ)にて、ご即位を国内外に宣言されます。

残念ながら台風19号の影響で、「祝賀御列の儀」(しゅくがおんれつのぎ)であるパレードは11月10日(日)に延期されました。

さて、毎年11月には、天皇陛下がその年の新穀を、天照大御神(あまてらすおおみかみ)など神様に捧げる「新嘗祭」(にいなめさい)が行われます。「新」は新穀(初穂)、「嘗」はご馳走を意味し、神様からもたらされた五穀豊穣を感謝するお祀りです。

新しい天皇陛下が即位後に初めて行われる「新嘗祭」は、「大嘗祭」(だいじょうさい)と言われ、陛下も新穀を召し上がれます。

その「大嘗祭」が2019年11月に執り行われますが、馴染みがない方も多いでしょうから、簡単にまとめてみました。

大嘗祭はいつ行われる?

日本では、昔から主食がお米であり、その出来栄えが国民の命にかかわるものであったことから、春先にお米の豊作を祈り、秋には豊作を感謝した行事が行われ、天皇陛下が豊作を感謝する儀式が「新嘗祭」でした。

新しい天皇陛下が初めて執り行われる「新嘗祭」が「大嘗祭」であり、一世一代の重要儀式なのです。

中でも最も重要な儀式できるのが「大嘗宮の儀」(だいじょうきゅうのぎ)で、
・「悠紀殿供饌の儀」(ゆきでんきょうせんのぎ)が11月14日午後6時半より
・「主基殿供饌の儀」(すきでんきょうせん)は15日午前0時半より
始まる儀式で構成されています。

今回の大嘗祭の参列者は、平成の時の参列者より約230人少ない約670人が出席するそうです。

大嘗祭は一般公開されませんが、大嘗宮は11月21日~12月8日の間、一般公開されます。

天皇陛下即位に伴う主な儀式・行事の日程も記載します。

<10月>
22日(火)即位礼正殿の儀
     饗宴の儀(25、29、31日も行われます)
23日(水)安倍首相夫妻主催夕食会

<11月>
10日(日)祝賀御列の儀
14日(木)大嘗宮の儀(悠紀殿供饌の儀)午後6時半より
15日(金)  〃  (主基殿供饌の儀)午前0時半より
16日(土)大饗の儀(18日も)
21日(木)大嘗宮の一般公開(12月8日まで)
22、23日 親謁の儀・伊勢神宮に参拝
27日(水)〃・神武、孝明両天皇陵に参拝
28日(木)〃・明治天皇陵に参拝

<12月>
3日(火)〃・昭和、大正両天皇陵に参拝

新嘗祭、大嘗祭は近世までの慣例として、旧暦11月2回目の「卯の日」に行われていましたが、新暦に切り替えられた明治以降、新嘗祭は「11月23日」に決められました。その名残で、11月23日は勤労感謝の日として休日になったわけです。

大嘗祭の儀式内容

大嘗祭の儀式の内容として、「大嘗宮の儀」と「大饗の儀」があります。

大嘗宮の儀とは

「大嘗宮の儀」(だいじょうきゅうのぎ)で行われる「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」、「主基殿供饌(すきでんきょうせん)の儀」は、悠紀殿、主基殿に陛下がその年初めての新穀を皇祖・天神地祇に供えられ、自らも召し上がって、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念する儀式ですが、一晩中お勤めされる儀式なんです

大嘗祭のお米の産地

大嘗祭に使われるお米は抽選によって決められますが、耕作者を「太田主」(おおたぬし)と呼びます。

亀ト(きぼく)という古代の占いによって、大嘗祭で奉納される全国の田んぼ(斎田)が決められます。

今回、斎田に決まったのは下記で、それぞれ玄米7.5kg、精米180kgが納められました。

・悠紀田(ゆきでん):栃木県高根沢町産で、お米は「とちぎの星」
・主基田(すきでん):京都府南丹市産で、お米は「キヌヒカリ」

キヌヒカリ」は主に関西地方で栽培されていて、輝きとソフトな粘りのため、コシヒカリよりさっぱりとした味わいです。
全国の作付け面積で5位にランキングインしているので、スーパーなどで見かけられた方も多いと思います。

一方、「とちぎの星」は、栃木県で開発された品種で平成26年登場しました。
日本穀物検定協会による食味ランキングでの最高評価「特A」を、平成27年産、29年産、30年産で獲得したお米です。

大粒で、炊いた後も粒がしっかりしたお米です。

大饗の儀とは

参列者が招かれる祝宴は「大饗の儀」(だいきょうのぎ)と呼ばれます。

大嘗宮の儀の後の11月16日、18日に行われ、陛下が参列者に白酒(しろき)、黒酒(くろき)、酒肴を賜り、ご一緒に召し上がる儀式です。

大嘗祭の米で作られた日本酒

さて、大嘗祭のために作られた米は特別なものであることは先程触れましたが、そのお米を使った日本酒が大変な人気です。

二つの銘柄をご紹介します。

とちぎの星 四季桜

栃木の銘酒と言えば、昔から「四季桜」が有名で、JALのファーストクラスのお酒として採用されました。
なかでも、最高ランクの「聖」「花宝」は日本酒ファンの間でも憧れで入手困難です。

四季桜から「とちぎの星」を使ったお酒が販売されましたが、評判となったために地元でも手に入らない状態です。

こちらのお店では、在庫があとわずかのようです↓

>>>さかや栗原

辛口タイプの純米酒です。無濾過ですので、力強い味わいが楽しめます。キレがありますので、焼肉や中華などの料理にも合います。

冷やでもお燗でもいけるタイプのお酒です。

まとめ

新しい天皇陛下がいよいよ即位され、一世一代の重要儀式である「大嘗祭」が11月14、15日に執り行われます。
古くからの儀式を受け継ぐものですが、五穀豊穣の感謝と国民の安寧を祈る儀式として最も大切な儀式です。

大嘗宮の儀では、陛下が新穀を皇祖・天神地祇に供えられ、自らも召し上がられます。
その後、大饗の儀にて、参列者に酒肴が振る舞われることになります。

大嘗祭のお米の産地は、今回、栃木県高根沢町産の「とちぎの星」、京都府南丹市産の「キヌヒカリ」が選ばれました。
「とちぎの星」で作られた日本酒が評判で、四季桜の「とちぎの星」が入手困難、「望」も人気殺到です。

一国民として、一緒にお祝いしたいものですね。

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