雇用保険の追加給付とは？金額はいくら？問い合わせ先はどこ？

雇用保険の追加給付が以前問題になりましたが、該当者の方は「雇用保険の追加給付に関するお知らせとお願い」が届いていると思います。14年以上前にもらった雇用保険で、なぜこんな通知がくるのか不審に思われた方もいるでしょう。

該当される方でまだ手続されていない方のために、雇用保険の追加給付とは？、金額はどれくらいもらえるのか、問い合わせ先までまとめてみました。

これさえ知っていれば、詐欺ではないかと？心配することなく、速やかに手続を進めることができるようになりますよ。

雇用保険 追加給付とは

雇用保険の追加給付とは？と疑問に思われるのは当然のことですね。給付金の制度自体難しいので、中身まで知っている方は多くないですし。

そもそも雇用保険などの給付額は、厚生労働省「毎月勤労統計調査」の平均給与額の変動を基礎としてスライド率等を算定しているんですよ。

雇用保険の追加給付がなぜ問題視されたのかと言えば、従業員500人以上の事業所は全てを調査すべきところ、東京都の一部の会社だけ抽出して調査していたため、統計上の賃金額が低めに出たからです。

雇用保険だけに限って言えば、延べ1,900万人の方に影響があり、一人当たり平均1,400円の支給が漏れていたことになります。

そのため、厚生労働省から追加給付の手続きが行われるようになりました。

雇用保険追加給付の金額

雇用保険等の追加給付対象者

雇用保険等の追加給付対象者の人数とおおよその追加給付金額はは下記になります。

雇用保険追加給付はいくら？

雇用保険追加給付の簡易計算では、厚生労働省の公式サイトに簡易計算ツールがあるので、試してみて下さい

＞＞＞公式サイト

下記書類がお手元にあれば、ご自分が追加給付対象者かどうかわかりますよ。

【雇用保険】受給資格者証、被保険者証
【労災保険】支給決定通知・支払振込通知 、年金証書、変更決定通知書
【船員保険】支給決定通知・振込通知、年金証書、改定通知書
【事業主向け助成金】 支給申請書類一式、支給決定通知書
【政府職員失業者退職手当】 失業者退職手当受給資格証等
【就職促進手当】 就職促進手当支給決定通知書など

雇用保険の追加給付はいつから？

雇用保険の追加給付はいつ振り込まれるのでしょうか？

東京新聞の記事（2020/9/1）によれば、2019年11月末に雇用保険追加給付の通知が届いた男性の方は、すぐに手続きを行ったものの、結局2020年7月末になってようやく振り込まれたそうです。

2020年6月末に振り込みが終わった方は、全体の2割に相当する約394万人でしかなかったとのことですが、新型コロナウィルスの影響で、追加給付の事務作業者の出勤を抑制した時期もあり、対象者全員への支払いが終わるにはまだ相当時間がかかるものと予想されます。

＞＞＞東京新聞の記事

雇用保険追加給付の問い合わせ

雇用保険の追加給付に関する相談窓口は下記です。

雇用保険追加給付問合せ専用ダイヤル：0120-952-807

受付時間
平日　8:30～20:00
土日祝8:30～17:15

1年中相談にのってくれるのはありがたいですね。

「雇用保険の追加給付に関するお知らせとお願い」を無視？

「雇用保険の追加給付に関するお知らせとお願い」を無視する人もいるようですが、「雇用保険の追加給付詐欺」ではないか？と思う方がいらっしゃるようです。。

本人が特定できている場合と本人確認が必要な場合に、それぞれ違う封筒が対象者の方へ送られますが、返送先が異なっています。
返送先が次の住所と違うようでしたら、問い合わせ専用ダイヤルで確認してみるとよいでしょう。

【黄色い封筒に同封されている返信用封筒】の返送先

〒209－8730　　日本郵便株式会社東京多摩郵便局　郵便私書箱第19号

【青い封筒に同封されている返信用封筒】の返送先

〒137－8788　　日本郵便株式会社新東京郵便局　郵便私書箱第50号

雇用保険の追加給付金額、問い合わせ先のまとめ

厚生労働省「毎月勤労統計調査」の調査が杜撰であったことで、もらうことが出来たお金が支払われなかったため、社会問題となりました。

2019年より手続きが開始されましたが、もらえる金額は厚生労働省の簡易計算ツールで試算することも可能です。

しかし、新型コロナの影響もあり、支払手続きがかなり遅れ、2020年6月末現在では、全体の2割しか手続きを終えられてないことが判明しています。

もし不明な点があれば、電話相談窓口もありますので、気になる方は相談してみるのもよいでしょう。

送付される「雇用保険の追加給付に関するお知らせとお願い」は詐欺では？と心配して無視してしまう方もいますが、安心して手続きをされて下さい。それでも不安でしたら、電話相談窓口に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。