茨城県つくば市の洞峰公園で、2021年9月末からワニガメの目撃情報が寄せられていました。ワニガメは雑食性で、アゴの力が相当強いために、噛まれたら人間にも相当被害が出るとのことから危険な動物です。
ワニガメが最近になってようやく捕獲されたことで、住民の方の間では安堵の声が聞かれるようになりました。この話題について、今回取り上げてみます。
茨城県つくば市の洞峰公園で捕獲されたワニガメの現在
10月18日の午前中、静岡県河津町の体感型動物園「iZoo(イズー)」の園長を務める白輪剛史さんのチームによって、よやくワニガメが捕獲されました。
Yahoo!ニュースでこの話題を知ったのですが、ワニガメを捕獲したのが、横浜市でニシキヘビが逃走した事件を解決した白輪剛史さんでしたので、思わず記事を読んでしまいました。
今回、どうやって白輪剛史さんがワニガメを捕獲したのか方法が特に気になりましたので、調べてみました。
茨城県つくば市の洞峰公園でワニガメを捕獲した方法は?人数や回数についても調べてみた
ワニガメ無事捕獲!!
チームiZooのおかげです。#爬虫類 #ワニガメ #洞峰公園 #外来生物 #iZoo #爬虫類両生類協会 #iZoo pic.twitter.com/I3e930QSjL$2014 白輪剛史 (@shirawatsuyoshi) October 18, 2021
10/18の捕獲が行われましたが、当日の最低気温は5.4℃と寒く、水中での捜索は大変だったそうです。
洞峰公園(どうほうこうえん)は、茨城県つくば市にある公園で、プールやテニスコートなどもあり、面積は20haもあります。
江戸時代に、天然池を灌漑用の水源に改造されたのが始まりのようで、現在に至っています。池の周りに1周が1,050mの遊歩道が整備されていることからも、結構大きな池であることが分かります。
当然池の水は濁っていますので、ワニガメがどこにいるか分からず、それまで白輪剛史さん達は3回も捜索したのですが、見つかりませんでした。
4回目の捜索である今回は8人体制で取り組み、目撃された周辺をブイで目印にして大きな金属の柵で少しずつ追い込んでいったそうですが、捜索していた白輪剛史さんの右足にワニガメが当たり、最後は網で捕獲できました。
捕獲した当時の様子はこちら>>>日テレNEWS
捕獲されたワニガメの大きさや重さ、危険性のまとめ
今回捕獲されたのは、甲羅の長さが55センチ、全長1メートルを超え、体重は40キロ近くもある若いオスのワニガメでした。今後、茨城県内にある飼育許可のある施設へ移されるとのことです。
ワニガメは日本に居ない種目ですが、ペットとして飼う人も居るようです。今回、茨城県つくば市の洞峰公園で見つかったのは、おそらく飼えなくなった人が勝手に放流したのではないかと推測されます。
ワニガメが捕獲された他の事例も集めてみた
下記のように、日本でワニガメが捕獲された事例が多くあります。
- 2015年5月25日大阪府摂津市東別府の民家のガレージで捕獲
- 2018年4月30日神奈川県伊勢原市白根の住宅街で、路上を歩いていたところを捕獲
- 2020年6月8日神奈川県横浜市港北区大倉山7丁目の鶴見川河川敷で捕獲
- 2000年7月16日富山県高岡市三女子庄川左岸で捕獲