「どの花でハンギングリースを作ろうかな?」と考えるのが一番楽しいと実家の母がよく言っています。
「暑い夏場に作るハンギングリースには、どんな花が向いているの?」と聞いたら、「暑さにも強く、私の大好きなサフィニアがおすすめ」と母が教えてくれました。
この記事を読むと、母から教わった夏向きのサフィニアやユーフォルビアを使ったハンキングリースの作り方がわかります。
参考にされてみて下さいね。
ハンキングリース夏向きのサフィニアとユーフォルビアのおすすめな理由
サフィニアとユーフォルビアは、どちらも春から秋にかけて楽しめ、特に夏のハンキングリースにピッタリです。
横に這うように伸びるサフィニアは、実はハンギングリースにも適してるんですよ。
サフィニア
4~10月まで楽しむことができるサフィニアは、早めに枝先をカットすると分枝が進みます。また、こまめに摘むと、花つきがよくなるんですよ。
花びらが薄いために直接雨にあたると花が痛みやすく、うどんこ病にもなりやすいです。日当たりのいい軒下で管理された方がよいですよ。
ユーフォルビア
寄せ植えの脇役としてもおすすめのなのがユーフォルビアです。
純白の小さな苞(ほう)を散りばめらたように、次から次へと花が咲きます。暑さや病気に強いので、春から晩秋まで楽しむことができます。
ハンギングリースの作り方
ハンギングリースの夏向きとして、サフィニアとユーフォルビアを使った作り方を順を追って説明します。
ハンギングリースを作る時に必要な用具
ハンキングリースを作るためには、ワイヤーリース、培養土、水苔が必要です。
入手困難なものがないので、作ろうと思ったらすぐに作ることが出来ます。
培養土として、ハンギングバスケット専用の土も販売されています。
苗を用意する
使用するワイヤーリースのサイズは直径30cmのリングで、3号ポット苗だと約6株が標準的な苗の数になります。
今回は、
・サフィニア(ラベンダーレース)×3
・サフィニア(イエロー)×3
・ユーフォルビア(ダイアモンドスター)×3
・アイビー×1
の合計9ポットと、アイビーは房分けして使いました。
1ポットに2~3本の苗が植えてあることがありますので、その場合は1本ずつ分けて使います。
水苔を水に浸しておく
水苔はあらかじめたっぷりの水に浸しておきます。
この時に水を含ませながらほぐすようにしておき、余分な木くずなどがあったら取り除いておきましょう。後で、水苔を苗に巻いていくときに楽に作業することが出来ますので。
ハンギングリースにビニールを敷いて準備しておく
水苔だけだと育ちにくいので培養土を入れますが、麻布で覆われているワイヤーリースの目が粗いので、水やりをするたびに土が落ちていってしまいます。
土が落ちないようにするためや乾燥防止のために、作り始める前にはビニールを敷いておきます。
長くて大きなビニールを敷くとリングの器の形状に合わないので、A4サイズの紙の大きさのものを6枚くらいずらしながら敷きます。継ぎ目から水は抜けますが、私は爪楊枝などで細かい穴も開けておきます。
ビニールの変わりにちょっとした小技をご紹介!
キッチンの生ゴミをためるキッチンネットなどをカットしてビニールの代わりに使うと、水抜けするための穴はすでに空いているし、細かい土もキャッチしてくれるので便利ですよ。試してみてください。
配置を決める
ワイヤーリースにポット苗のまま置いていき、植え込む配置を決めておきます。配置が決まったら位置を間違えないように外側に置き換えます。
根鉢を崩して水苔を巻く
根鉢を崩して株元に水苔を巻いておきます。
植え込む
根鉢を崩して水苔を巻いた苗を、上からギュッと押さえるように植え込んでいきます。
そうするとリースの8分目まで培養土を入れてから植え始めるので、隙間ができる心配はありません。
水苔を表面に敷く
外周にはみ出たビニールを内側に巻きこんで見えないようにしてから、水苔を表面に敷いていきます。
ミズゴケは、土がこぼれ落ちないようにするためと乾燥防止のために表面に敷きます。
完成後すぐに掛けず、日陰で下に置いたままの状態で2~3日は休ませてください。
ハンギングリースの水やりと肥料
日々の水やりは水苔が乾いていたら、掛けたままではなく降ろして、平らな場所に上向きにして株元にたっぷりかけてください。
サフィニアのように花に水がかかってしまうと傷みやすいものもあるので、上からかけるより株元にかけるようにするのがポイントです。
肥料は週に一度ぐらいの頻度で、液肥を与えるのもよいです。
ハンギングリースの飾り方
ハンキングリースを壁やスタンドに取り付けて飾るときに、S字フックをワイヤーリースに掛けて飾ります。
この時にS字フックを掛ける位置は、画像の場所になります。
因みにハンギングリースを飾る場所がなかったら、ハンギングスタンドがおすすめですよ。
どちらのタイプでも飾ることができますので。
スリットバスケット(ウォールバスケット)は、植え込み作業の時に吊るしたまま作業ができますし、使わない時は畳んで収納することができます。
ハンギングリース夏向きサフィニアとユーフォルビアを使った作り方のまとめ
この記事では
・ハンギングリース夏向きのサフィニアとユーフォルビア
・ハンギングリースの作り方
・ハンギングリースの飾り方を、ご紹介しました。
他の植物をつかって作る時でもご紹介した作り方で作れますので、季節ごとの植物をつかってハンギングリース作りを楽しんでくださいね。冬だと葉牡丹やビオラを使って作るハンギングリースも素敵ですから。